「いま、こんな気持ち」
と言って君は紙を差し出した。
そこには
「やまもとようこ」
と彼女の名前が書かれていた。
いまの彼女の気持ちは
「やまもとようこ」らしい。
ひらがなで。
「ようこ」といえば
陽子、洋子、容子、要子、庸子、葉子、蓉子
があるが、
ぼくの知っている「ようこ」は
陽子が5人、洋子が3人、容子が2人、葉子が1人。
要子と、庸子と、蓉子は知らない。
あ、容子のうちのひとりは蓉子だったかもしれない。
「ようこ」のほとんどはどこか冷たい空気を持っていた。
太陽の陽子は名前に反して特に冷たかった。
隣にいても、いつも距離を感じていた。
大洋の洋子は確かに深かった。
でも、それだけだった。
大要の要子はまだめぐり会っていない。
大葉の・・・、葉子は忘れた。
幼なじみの陽子は実家に帰ってきたらしい。
学生の頃仲の良かった洋子と容子からは年賀状だけは来る。
陽子は「だれにでも優しいのね」と言って去って行った。
洋子は家から出なくなった。
容子のウエディング・パーティに出た。
洋子とは大阪式詩のボクシングを見に行った。
陽子のことばが届けられた。
「付き合って良かったと思えたのは、あなただけ」
そんなこと、
ほかのやつと結婚してから言わないで欲しい。
「やまもとようこ」はどの「ようこ」だったかなあ。
2001/12/8 ポエトリーリーディングの夕べ(テーマ:文字)
2008年12月14日日曜日
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