青空は嘘を付かない。
タージ・ガンジスを出たとたんに、リキシャーが集まってきた。
ホテルの周辺を歩くだけのつもりだったので断ったが、しつこく付いてきたので、逃げるつもりで公園のような広場へと入っていった。
公園だと思っていた場所は学校で、そこでは子供たちがクリケットをしていた。
試合をゆっくりと観戦しようと思っていたが、子供たちに囲まれ質問責めにあった。
「何処から来たの?」「何処へ行くの?」「この国のことをどう思う?」といったようなことを、片言の英語で会話した。
「クリケットを観たい」と言うと、すぐに試合を始めてくれた。
少しすると中断し、「一緒にしよう」とラケットを渡された。
ルールは分からなかった。
祈りも、罪も、失われた命も、流れる。
太陽までもが、水面を流れていく。
ボールは野手の頭上を越えていった。
子どもたちの歓声が湧いた。
ベースがあるわけじゃないから、どこを走っていいのか分からず、ただ言われるままに身体を動かした。
野球しか知らないぼくだが、どうやら活躍してるようだった。
汗が大地へと帰っていく。
結局、何点取ったのかは分からなかったけど、僕たちのチームが勝った。
彼らの寮に招待を受けた。
子どもたちの笑顔は、嘘じゃない。
2002/2/9 ポエトリーリーディングの夕べ(テーマ:旅)
2008年12月14日日曜日
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