一九九七年
十二月八日
戦争が始まったなんて
いったい誰が言い出したのだろう
お昼のワイドショーを見ていたおばさんたちか
それとも週刊誌を読んだおじさんたちか
どっちにしろ
噂でしかものを言わない人たちだ
CNNかNHKの言葉を聞いてほしい
編集なしの生の言葉を
政府の発表なんて一番頼りないものだ
ベトナム語の放送の方がまだ聞きやすい
音楽であればなおさらいい
自分の世界を創れるから
時々 自分をスーパースターに変換して
本物を消去してしまうこともあるらしい
スーパースターは一人で十分だから
友人はそのことを悔やんでいたけど
僕の頭の中は彼女の誕生日のことでいっぱいだ
だって プレゼントを買ってなかったんだから
今日まで忘れてたなんて知れたら
ただじゃ済まされない
クリスマスに高価なものをねだられるのは間違いない
「助けて神様」何て言ったところで
どの神様が相手してくれるのかは解らないけど
みんな忙しそうだ
お坊さんまで走っている
十二月十日
ゲームはもうロスタイムに入っている
このまま延長になるのか
Vゴールで決定するのか
ホームなのだからいい結果を出してほしい
次なんてないのだから
もう次まで気候は待ってくれないのだから
地球の問題だというのに
国ごとに話をしている
数字だけの政治のゲームを
広い土地を持った国はいいけど
海に浮かぶ小さな国では
生きるか死ぬか
存在するか消滅するかの問題なんだ
EUにできることを
世界最大の二酸化炭素排出国にできないわけがない
その陰に隠れて ただグラウンドを提供しているだけでなく
自らそのフィールドに立っているなら
ゴールを決めろ
アリでいるのか
キリギリスになるのか
もう答えは出ているはずだ
人間は地球のガン細胞であり続けるつもりはないのだから
十二月十三日
加害者が罪を認めること
それが和解への入口になる
噂だとか 虚構だとか
そういう事実は存在しないなどと言っているうちは
被害者も許すことは出来ないだろう
許すこと
難しいことだが大切なこと
ドイツはユダヤ人を虐殺し
日本は南京で虐殺した
(アメリカは日本に原爆を落とした)
シンドラーはビザを発行し
ラーベは難民申請をし続けた
事実を認めないと
また
同じ過ちを繰り返してしまう
そうでなくても
戦争は弱者を苦しめる
老人
子供
女性
戦争には性暴力が付いて回る
最近でも同じだ
旧ユーゴスラビアもそうだし
沖縄でもそうだ
戦争でなくても
軍隊が駐留することに
危険が伴ってくる
平和を守る筈なのに
脅かす存在になっている
南京の事実に
きちんと対処するべきだ
そうでないと
アメリカや
ロシアにも
何も言えないから
日本の為にも
未来の為にも
六十年前のことだから
自分には関係ないと言うのではなく
法規期限を過ぎていると言うのではなく
心で考えて欲しい
十二月十六日
これは警告か反乱か
マスメディアの進化の中で
交配し 産み落とされたモンスター
電気信号によって送られ
同時多発で 子供たちを恐怖に陥れた
確認されているだけで
六八五人が病院に運ばれ
二〇八人が入院した
呼吸障害をおこし
意識不明にまでなってしまった子供たち
<光過敏生てんかん>
<ヒステリー性失神>
気分を悪くしたというだけなら
ある市では千人を超えた報告がされている
繰り返されるフラッシュの中
引きつけを起こしたり
けいれんを起こした子供たち
モンスターはこれだけではない
まだ 誰も知らないところに
隠れている
十二月十九日
IMFの指導の元
成長率三%では
倒産する企業は増え続け
失業者は倍増するだろう
新しい大統領は
経済の建て直しに着手する
アジアを救えるのか
二兆円の減税を
外国の圧力で行ったところで
何が変わるのか
変わると思っているのか
もうそろそろ
私利私欲に溢れる政治家には去ってほしい
公約も守れず
金のことしか頭にない
選ばれた者たちである筈なのに
選んだ者が馬鹿なのか
関心を寄せなかった者が愚かなのか
十二月二十一日
暴力と戦った映画監督は
メディアによって殺された
正面から見つめるのではなく
裏から 或いは陰から覗き
他人の私生活を隠し撮りし続けていた
彼らには公私の区別はないのか
彼らには「人権」という言葉がないのか
「我々には編集権があるのだ」
と言った人もいるそうだ
それなら
小さな物事をつつくのではなく
大きな根源悪を叩くぐらいの勇気はないのだろうか
十二月二十四日
クリスマス・イブで賑わう街
光が溢れる中
民主主義が崩壊した
戦後積み上げてきた間接的な民主主義
漸く本当の直接民主主義の国になれると
誰もが思っていた矢先
市長はピリオドを打った
政府もその意思に賛同しているようで
要するに
日本という国に民主主義を受け入れることは出来なかった
このまま時代遅れの社会主義国家になるのか
それともファシズムに戻るのか
十二月二十九日
くっついて
離れて
また くっついて
いつまで同じ事を繰り返すのか
進歩がないというのか
やる気が無いというのか
何をしたいのかが解らない
このままでいいとは誰も思っていないのだから
新しいリーダーが出てくれば
新しい時代に期待を持って
新しい年を迎えれるのに
新たな連携を作るのなら
本当の民主主義を貫き
世界に誇れる国を創れる
集団にしてほしい
これが新年へのお願いです
一九九八年
一月三日
冬のオリンピックイヤーにふさわしく
W杯ジャンプ メダル独占のニュースから
九八年が始まった
二月の長野オリンピック
三月のパラリンピック
六月にはフランスでW杯サッカー
もちろん国内でのJリーグやプロ野球
MLBで活躍する日本選手の話題
その他 世界で活躍するプレイヤーから
嬉しい話題を届けてほしい
政治や経済に期待できない世の中だから
スポーツだけは楽しみたい
オリンピックを大阪に
これもスポーツ
一月五日
親戚の人に勧められて読んだことのある本
その人と同じ名前だからずっと記憶に残っていた
短いストーリーで 最後に驚かせてくれる
どの話も楽しかった
奇想天外
サイエンス・フィクションを知ったのはこの頃だった
いつまでも楽しく読める作品を
僕も書いていきたい
一月八日
ふわふわと舞い降りる
天使の羽のような
白く 冷たく
触れると溶けてしまうほどの 小さな
人々の心を温め
ロマンティックなシーンを創る
そんな綺麗な詩を詠みたいのに
数センチ積もったぐらいで
ガタガタ言うんじゃない
2008年12月14日日曜日
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