2008年12月30日火曜日

August 2001

「声」     8/30
日本に台風が接近する。コンピューターウィルスが猛威を振るう。歴史教科書に抗議。関空に3500人が足止めになる。7700人が避難。2人死亡、25人けが。 厚労省が1760億円の予算を要求する。道路4公団を統合し民営化に。コレステロール値の薬で大幅低下は死亡危険度が3倍になる。NTTが料金請求をミスする。 長期裁判でまた1人逝く。諫早干拓造成を半減する。世界移植者スポーツ大会が神戸で行なわれる。一ノ瀬泰造の墓がアンコール遺跡の近くに建立。 失業率5%台に。イチロー首位打者奪回。神奈川県警が警官の買春を隠ぺいする。校内暴力は最多の3万4000件。いじめは3万件。東芝は2万人削減。 明石署を強制捜査。近畿郵政局を6回目の捜索。警官が刺され死亡する。容疑の男は射殺。ワールドゲームズの女子ウェークボードで13歳の成田夢露が金。 靖国参拝に懸念。イスラエルがミサイル攻撃。「ビンセンス」が姫路港に入港する。近畿では5か月連続の6%台の失業率。イチローが200安打を達成する。 東証1万1000円を割る。H2A打ち上げ成功。

あなたの声は届いていますか?

 

 

アヴァンセリーディング会     8/27
たっぷりと時間をとっての、詩のリーディングと合評、そしてリーディングにまつわる様々な話。
遅れて行ったぼくでさえ、7時間以上の参加。
アヴァンセリーディング会は充実します。

今回の詩は、北岳山頂リーディングで書いたものを、そのときに撮った写真を見てもらいながらの朗読。
山の話ができたのは良かったです。そのうち、アウトドア関係のコーナーも作らないと。

かみやくんが読んだ「滅びゆく革命家達へのテロリストへのすすめ(寝室編)」は、男女の会話文だけで書かれたもの。
これも、リーディングができるんだ。と、あらためて思った。
で、また、以前に書いたものを思い出して、探してきた。
1997年(たぶん)の作品。

  

   デザートは?
              辻本 真孝

「あなた! 何をぐずぐずしているの。お隣の田中さんはもう出ましたよ!」
「何をそんなに慌てているんだい? まだトーストが焼きあがっていないよ」
「テレビを見ていなかったの? 世界中で核戦争が始まっているのよ! 早く逃げないと死んでしまうわ」
「どこへ逃げるっていうんだい? 隠れる場所なんてないよ。コーヒーを入れてくれないかい」
「とりあえず、三丁目の公園の地下シェルターに行きましょうよ」
「でもあそこは狭いよ。町の人が全員入れるわけはないんだし。ジャムが空だよ。バターとハチミツはある?」
「だから早くしましょうって言ってるのに、あなたがぐずぐずしてるから」
「シェルターに入ったからって助かるとは限らないし。このバターとハチミツを塗ったトースト、これが一番うまい!」
「あなた! 今、外が光らなかった?」
「そうかい? デザートは?」
「あなた、きのこ雲よ! もうダメ」
「な、何てことだ。デザートのプリンが食べられない!」

  

(曖昧な記憶なんだけど)何かを参照して書いたものだと思う。同じような内容の文章があったのかも知れない。
完全にオリジナルだったら、いい作品だと思うんだけど(自画自賛?)。
かみやくんのは、もっと内容がしっかりしていて断然いい。
「そっか、デザートは何にする?」
って、同じような言い回しがあったのには、少し笑ったけど。

もっと、たくさんの人と詩の話がしたいな。
かみやくん、「詩人の合宿」企画してくれないかな、5年生になったら。

 

 

hopes and dreams     8/25
いとこ(従姉妹)が結婚して、クアラルンプール(マレーシア)に住んでいる。
日本にいる両親を安心させるために(かどうかは知らないが)、ホームページを開設している。
全文英語なんだけど、写真をたくさん使っているので、わかりやすい。
編集はご主人がしているのだろう。
妻の写真に、Our hopes and dreams の文字。
こういうのを見ると、大切にされてるんだなあと思う。

http://www.geocities.com/yewjin2000/

見なれた親戚の顔がいくつもある。
残念ながら、ぼくやぼくの家族(親、兄弟)は写っていない。

ぼくの周りには、いないよなあ。
ああ、また今日も結婚生活に悩む男からのメールが・・・

 

 

リーディング     8/22
そういえば、まだ詩について書いてなかった。
今のぼくは、詩を書いて、読む、のくり返し。
4月の「ポエトリーリーディングの夕べ」以降、「アヴァンセリーディング会」「声帯エステティック」と、リーディングのために詩を書いている。
だからといって、読むことを意識した詩を書いてるわけでもないけど。

はじめてリーディングを見たのは、昨年の「詩のボクシング大阪大会」。予選も本選も見た。
次に至るのに時間がかかって、今年3月の「関ヶ原」。そのあとは、毎月。
TVでは「阿賀猥vsねじめ正一」「ねじめ正一vs谷川俊太郎」を見た。
あと、三代目魚武濱田成夫や叫ぶ詩人の会も見ている。

で、叫ぶ詩人の会のCDを持ってる。6枚も。
ほかには、辻仁成(BEAT MUSIK 名義)2枚。
辻仁成といえば、エコーズのときのアルバムの中で「WINGS」という詩を第三舞台(筧利夫、勝村政信など)が読んでいる。
そういうことを言いだすと、THE BOOMには「手紙」や「敬称略」というのもある。
THE BOOMの宮沢和史は「詞人から詩人へ」というCD付きの本で、谷川俊太郎、中也、賢治、白秋、ねじめ正一、吉野弘などなど、を読んでいる。
本でいえば、楠かつのりの「詩のボクシング声の力」にねじめ正一vs谷川俊太郎のCDが付いてた。
CDにもどす。
友部正人プロデュースの「nomedia 1」では、ミュージシャン(友部正人、真島昌利、宮沢和史、遠藤ミチロウ、仲井戸麗市など)が自作の詩を朗読している。

残念ながら、螢は持ってない。聞いたこともない。
若林真理子も聞いたことがない。買った方がいいのだろうか。
ほかに何を持ってるかと、探したら、
「寺山修司トリビュートアルバム」があった。そのなかで、辻仁成が寺山修司の詩を朗読している。
長野パラリンピック支援アルバム「HOPE」のなかで、宮沢和史は歌っているが、ドリアン助川は朗読している。
こんなものかなと思っていたら、大事なものを忘れてた。
上田假奈代の「愛さない」は持ってる。

 

 

理想の結婚と離婚     8/19
昨夜遅く、既婚の親友2人が部屋を訪れた。
昼間から2人で会ってたらしく、来たときには、重く沈んだ空気をあふれさせていた。
この2人の話はいつも「理想の結婚と離婚」について。
結婚の経験のないぼくに相談を持ちかける。
(なぜかぼくは相談を受けることが多く、他にも不倫中の女性から話も聞いていた)
相談といっても、話を聞いて思ったことをいうだけなんだけど。
で、話を聞いて思ったことは、「奥さんとじっくり話し合えば?」ということ。
でも、なかなかそれができないらしい。夫婦って難しいのね。

以前、結婚と離婚について書いたことがあったので、その文章を引っぱりだしてきた。
1996年の作品。

  

   プロポーズ
                    辻本真孝

「つまんない」
 君は、僕の恋愛と結婚についての一考察について、一言そういった。始終、冷めたミルクティを載せたテーブルに肘を付き、窓の外を眺めていた君は、本当に僕の話を聞いていたのだろうか。何がつまらないのかと尋ねてみた。
「結婚にこだわりすぎてるのよ。恋愛の延長が結婚っていうわけじゃないし、恋愛でいい形が出来ているならわざわざ結婚する必要はないのよ」
 確かにそうかも知れない。
 しかし、それでは社会的に不安定だ。結婚という形が社会に認められる形であり、子供が産まれた場合にも手続き上必要な形なのだ。「社会が間違っているのよ」
 それは言い過ぎだ。今までこの形で出来たのだから、間違っているとは一言ではいえない。時代とのずれがあるというなら、社会あるいは制度を変えていく必要があるだろう。
「変わらなきゃ」
 そう、変わらなきゃ……?
 君は冷めたミルクティを一口飲んで言った。「結婚は女性の憧れよ」
 男性もそうだ。
「でも今は離婚にも憧れているわ。一度くらい離婚してもいいかも」
 ちょっと、結婚もしていないのにそんなこと言うのはおかしいよ。失敗のない結婚もあるよ。
「離婚は失敗じゃないわ。新しい出発よ」
 なるほど。じゃあ、
 離婚してやるから、僕と結婚してくれ。

  

今、親友から電話があった。
奥さんと話をして、離婚を決めたという。
離婚がいいか悪いかなんて、ぼくにはわからないけど、一歩前進したことはいいことだと思う。と伝えた。

 

 

終戦記念日     8/16
韓国からの留学生・ベイ君は「昔のことだから、今のぼくたちには関係ない」と言っていたけど、なかなかそう簡単にはいかないらしい。

ぼくの祖父はパプア・ニューギニアで戦死した。1945年8月5日のこと。
終戦がもう少し早ければと、よく思う。
祖母が語る祖父は、頭が良く、読書家で、文学に長けていた。ということ。
ぼくはその血を引いていると、信じている。
祖父はパプア・ニューギニアの前には朝鮮にいたこともあり、そのときのことを記した日記が残っている。
何度か読んだことはあって、この際だから、ホームページにアップしようかとも考えたりする。

戦争についてぼくが語ることはできないけど、伝えることはできると思っている。
56年前のこともそうだけど、今、戦争をしている国もあるんだから、忘れてはいけない。

祖父と祖母についての話は、「駐在所日記」の8月15日分に書いてある。
祖母の話をほとんどそのままで書いた、小説です。

 

 

2001.8.12-13 北岳・間ノ岳     8/15
足を1歩踏み出すごとに、顔から落ちた汗が地面を濡らす。まだ1時間も歩いていないというのに、Tシャツはぐっしょりとしている。
「なんで、こんなにしんどい思いをして、山に登るの?」
苦しくなると、いつもそう思う。でも、また山に登ってしまう。
答えは簡単で、頂上に立つと「また来たい」と思うから。もちろん、天気が良ければという条件はつくけど。
あいにく、前日までは大雨で、出発直前まで雨がぱらついていた。

標高2000mを越えると息が苦しくなってくる。
少し歩いては、すぐに足を止めてしまう。時速1kmで歩き、時速標高300mで登る。
雪渓の横を登っていると、汗も引き、休憩なんかしていると寒くさえ感じてくる。
ときおり頭痛を感じ、高山病かなと不安にもなる。
不安の要因は頭痛だけではない。
ガスで視界が遮られ、あとどれだけ登ればいいのかということが、わからないことにもある。
同じ景色が、永遠に続くように思われる。

この日は晴れることはなかった。
景色は楽しめなかったが、高山植物には目を奪われた。
詳しい名前は知らないが、クロユリやシャクナゲ、リンドウにトリカブトなど、鮮やかな色で楽しませてくれた。
ぼくたちは山頂には直行せず、北岳山荘に向かいテントを張る。
日が暮れる前には熟睡していた。

夜が明ける前は非常に寒かった。
一旦テントから出ると、目の前に富士山のシルエットが見えた。
本日は快晴。まだ、月も星も輝いていた。

テントはそのままにしておき、先ずは標高第4位の間ノ岳(3189m)を目指す。
目の前の花はもちろん、遠くの中央アルプスや北アルプスまでも見ることができ、最高の気分を味わった。

テントを撤収して、標高第2位の北岳(3192m)へと向かう。
頂上から見える青い空と、白い雲と、緑の山ほど、美しいものはない。(少し大袈裟だけど)
遠くに見える山の頂上にも同じように人がいて、こちらの山を見ているということを、ぼくたちは知っている。
「また来たいな」と言って、山を下りた。

 

 

ホームページを開設するということ     8/8
自己満足のためなのかもしれないけど、やはり、自分が書いた作品を1人でも多くの人に読んでもらいたいという気持ちはある。
自分の好きなように表現するには、自分のHPが必要。
だから、作ってみた。
簡単に情報を発信できる利点と、不特定多数を相手とする不安と。
どんなホームページになるでしょう。

まあ、難しく考えないで、始めてみよう。
単なる自己満足だけでは終わらないように。

2008年12月15日月曜日

ときどき

だいたい、ぼくは一日中家でごろごろと、
音楽を聞いていたり、本を読んでいたりすることが、好きなんだけど、
ときどき、外へ出る。
一日中、本屋とか、図書館にいることも好きだし、
映画館を3か所はしごしたりもする。
最近の映画館はコンプレックス系が多くなってきたので、楽にはなってるんだけど、
どちらかというと、ミニシアターに行くことが多い。
あてもなく街を歩いていることもあるし、写真を撮ってることもある。
ときどき、はじめての登山講座に行ってみたり、
釣りインストラクターの講座に申し込んだりする。
釣りなんて、ときどきもしないんだけど。
ときどき、フィットネスクラブに通ってみたり、泳ぎたくなったりする。
イルカと泳いだこともある。
そういえば、スキューバダイビングのライセンスを持ってた。
全然潜りに行ってないけど。
だいたい、1人なんだけど、ときどき、2人でうろうろする。
たいがい、相手は男なんだけど。
ドライブしたり、映画を見たり、カフェ巡りをしたりする。
ときどき。
そう、ときどき、山にも登る。

ときどき、気になることがあると、TV局に電話したり、新聞社にメールをしたりする。
ときどき、誰もしないんなら、ぼくがしようかと思ったりもする。
ときどき、世界を守れるのは、ぼくしかいないんだと思う。

ときどき、ときどき、そう思う。

夢の続き

ごめんなさい。
土曜の夜もごめんなさい。
何から何を、どう話そうかと困惑気味。
飲んでいたのか、飲まれていたのか。
「予想外」と「予定外」が日曜日にダンス。
ふらふらとダンス。

夢心地の休日
昼下がりの休息
そんな夢に付き合って
また会いたいだなんて
まだ私の夢から覚めていない
三月うさぎは忙しすぎて
ステップの練習もままならない

「はい、おしまい」って聞こえたら、
夢から覚めるのかな。
会わないことで夢がふくらんだり、
会うたびに覚めていったり。
そのあとに始まる現実も。
耳を澄ませば、足音が響く。

「おしまい」にしたいの?
したくないの?
ストレートに言われないと
わからないことが多すぎる
傷付きやすいけど
ステップ・ステップ・ステップ
スキップ・スキップ・スキップ

また会えるということが、
良かったんだと思ってる。
月曜日に会いましょう。
たくさん話をしましょう。

現代詩人の休息

詩人はかっこいいのだと 和合亮一が言う
日常の中で詩を書いている
しかし いつも書いているわけではない と
きちんと詩を書こうよと 城戸朱理が言う

役者というより操り人形だったと 野村喜和夫は言う
猫かわいがりに犬をかわいがると 城戸
深夜にビデオを見ている自分を見られるのは嫌だと 藤井貞和が言う
虚構と現実だと 城戸

私は役者でもあると 和合
古典文学の研究者だと 藤井
詩を書かない時に詩と向き合うと 城戸
吐き気がすると 野村

詩人は言葉 映像は欲望だと 藤井
欲望を諦めたと 野村
映像は音楽 私は音楽を断念したと 和合
瞬間を奪い取ることと 城戸

映画を見ている自分だけが現実で
映画館の外がフィクション
映画を見ている視線だけが生きている目的
私は年間180本の映画を見ると 城戸

質問の中に答えが含まれていると 和合
シミュレーションではない
仮想現実ではない
リアリティがあるのが詩だ と

言葉を使って言葉では語り得ないことを作るのが詩だと 野村
映像は映像で言葉を作る と
記憶ではなく蓄積する言葉だと 藤井
現代詩は蓄積されない と

詩は言葉
言葉は人
言葉を届ける詩人は
郵便配達人と同じだと 誰かが言った

道草列車

   日曜の午前5時半 お弁当 切符 ハンカチ 携帯電話

   間違いだらけの時刻表 乗り遅れて道草の線路を走る

   今日もまた失恋の超特急 各駅停車に未練を残す

   夕暮れの散歩道 冬はまだかと電信柱の影を登る

   満天の星を見つめて 頭より5センチ上でため息を吐く

月に願いを

   いつまでも君が好きだと言った夜 紅葉ひらひら上弦の月

   綺麗だね お腹すいたね 食べたいね 月はチーズで出来てるらしい

   ETもかぐや姫も帰ったのは満月の夜 今夜と同じ

   人が降りたのはもう昔の話 今夜のぼくは狼になる

   信じてる ぼくを見つめる赤い目にはっきり映るうさぎのしっぽ

   移りゆく月と季節と年齢と ただ欲しいのは欠けないこころ

   CDは「月に叢雲花に風」 意味なんて何も知らないのに

   あの瞬間(とき)を忘れたわけじゃないけれど 一緒に食べた月見バーガー

   流れ出る涙は月に輝いて 天上天下唯我独尊

   梅田 難波 心斎橋 北堀江 いつも見てるよ 君に似た月

短歌6首

   1

   無題

   信じてる ぼくを見つめる赤い目にはっきり映るうさぎのしっぽ


   移りゆく月と季節と年齢と ただ欲しいのは欠けないこころ


   2

   題:「電」

   夕暮れの散歩道 冬はまだかと電信柱の影を登る


   無題

   満天の星を見つめて 頭より5センチ上でため息を吐く


   3

   題:「雪」

   ふるさとゆきの列車を見てはもう雪なのかと思う十二月


   無題

   「師走だなぁ」指で小鼻をさすってる それって加山雄三のつもり?

心象風景

いちめんの青に
ぽつんと浮かんだ
白いかたまり

もやもやとしながら
とがったり
もくもくとなって
ふくれたり
丸くなるのもいいかな

時間が経てば
形も色も変わるのは
自然なことで
それが普通だと分かっているはずなのに

普通って なに?

オレンジに染まる空を見ていたら
泣きたくなったので
急いで家に帰ることにした

 

   2002/9/14 ポエトリーリーディングの夕べ(テーマ:オレンジ)

2008年12月14日日曜日

携帯

どうやら、マナーが悪いのは子どもばかりじゃないようだ
電車の中でも、歩きながらでも、大きな声を出しているのは
おじさんやおばさんだったりする
近くにいる人のことなど気にせず、すっかり自分の世界に入っている

小さな子どもに買い与えている親の気持ちは分からないでもない
使う姿が微笑ましくも思える
かなりの高齢の人が持っていると、驚きと共に感心もする
うちの親は使えるのだろうか

公衆トイレの個室は、最近の流行の場所らしい
用を足しているのかどうかは分からないけど、声だけはずっと聞こえ続けてくる
一人で居られる空間がいいらしい
そういえば、電話ボックスにこもっている人もいた

もちろん、持たない派の人もたくさんいる
ぼくもそのうちの一人だ
でも、そろそろ買ってみようかと思っている
見つかるかな、お気に入りの携帯マイク

 

   2002/8/10 ポエトリーリーディングの夕べ(テーマ:マイク)

ノン・アルコール

環状線を2回まわって
3時半の位置で降りたとき
既に飛行機は大気圏を突破していた

しかたなくタクシーを止め
「前の車を追って」と告げると
動物園の前で降ろされた

ライオンは寝ていて
ペンギンは日焼け止めを塗っていて
ワニは入れ歯を探していた

そういえば歯が痛かったことを思い出し
歯医者を探していると
檻に入れられたウルトラマンを見つけた

怪獣と恐竜の区別が付かないまま
案内板の矢印にそって進んでいくと
何もない部屋があった

しばらく横になっていると
飼育係のおじさんが
「酔っぱらい」という看板を立てていった

 

   2002/7/13 ポエトリーリーディングの夕べ(テーマ:お酒)